先着順! 大阪府 令和5年度 中小事業者LED照明導入促進補助金の公募
◇2023/04/18 令和5年度版に更新◇
大阪府で令和5年度 中小事業者LED照明導入促進補助金の公募が開始しました。
先着順の募集で、補助率も高いです。
ぜひ急ぎご検討下さい!
公募期間:令和5年4月17日(火)~8月31日(木)≪先着順≫
補助対象者:照明をLEDへ更新する中小事業者
補助額: 補助率:補助対象経費(器具台/工事費含む)の2分の1に相当する額以内 上限額:1,500万円、下限額:20万円
以下のお好きなところから読めます
公募概要
大阪府は、一層のCO2削減の取組みが求められている中小事業者を対象として、脱炭素化と電気料金の削減による経営力強化を図ることを目的として、「中小事業者LED照明導入促進補助金」を実施。
2022年度(10月募集開始)と同じ枠組みです。
対象事業
中小事業者が大阪府内で運営する工場・事業場において、既設の照明設備をLED照明へ更新する取組み。
以下のものは対象外となります。
(1) 工事を伴わない事業で、管球(ランプ)の交換のみの場合
(2) 既設のLED照明からの更新
(3) 非常灯(通常用との兼用タイプを除く)
(4) 誘導灯
(5) スイッチ
対象者
大阪府内で運営している工場・事業場において、照明設備をLED照明へ更新する中小事業者。
リースで照明を取得することも可能
対象経費
器具台
工事費など
詳しくはこちらをご参照下さい
補助対象の照明の条件
補助対象の照明の条件は、以下の通りです。(出典:大阪府 環境物品等の調達の推進に関する基本方針)
センサー付き高天井照明「Lumiqs」は、1の(ア)「又は」以降の太字部分に該当します。
- 投光器及び防犯灯を除く LED 照明器具である場合は、次の要件を満たすこと。
(ア) 固有エネルギー消費効率が表 1-1 に示された基準を満たすこと、又は、固有エネルギー消費効率が表 1-2 に示された基準を満たし、かつ、初期照度補正制御、人感センサ制御、あかるさセンサ制御、調光制御等の省エネルギー効果の高い機能があること。
(イ) 演色性は平均演色評価数 Ra が 80 以上であること。ただし、ダウンライト及び高天井器具の場合は、平均演色評価数 Ra が 70 以上であること。 - 投光器及び防犯灯である場合は、次の要件を満たすこと。
(ア) 固有エネルギー消費効率が表2に示された基準を満たすこと。
(イ) 演色性は平均演色評価数 Ra が 70 以上であること。 - LED モジュール寿命は 40,000 時間以上であること。
- 特定の化学物質が含有率基準値を超えないこと。また、当該化学物質の含有情報がウエブサイト等で容易に確認できること。
表1-1 LED照明器具に係る固有エネルギー消費効率の基準値1(投光器及び防犯灯を除く。)
(出典:大阪府 環境物品等の調達の推進に関する基本方針 116ページ「照明」)
光源色 | 固有エネルギー消費効率 |
昼光色 | 144 lm/W以上 |
昼白色 | |
白色 | |
温白色 | 102 lm/W以上 |
電球色 |
(備考)
-
- 「光源色」は、JIS Z 9112(蛍光ランプ・LED の光源色及び演色性による区分)に規定す
る光源色の区分に準ずるものとする(表1-2及び表2において同じ。)。 - 昼光色、昼白色、白色、温白色及び電球色以外の光を発するものは、本項の「LED 照明器
具」に含まれないものとする。 - ダウンライトのうち、器具埋込穴寸法が 300mm 以下であって、光源色が昼光色、昼白色及
び白色のものについては、固有エネルギー消費効率の基準を 114lm/W 以上、温白色及び電球
色のものについては、固有エネルギー消費効率の基準を 96lm/W 以上とする。 - 高天井器具のうち、光源色が昼光色、昼白色及び白色のものについては、固有エネルギー 消費効率の基準を 156lm/W 以上とする。
- 「光源色」は、JIS Z 9112(蛍光ランプ・LED の光源色及び演色性による区分)に規定す
表1-2 LED照明器具に係る固有エネルギー消費効率の基準値2(投光器及び防犯灯を除く。)
(出典:大阪府 環境物品等の調達の推進に関する基本方針 116ページ「照明」)
光源色 | 固有エネルギー消費効率 |
昼光色 | 120 lm/W以上 |
昼白色 | |
白色 | |
温白色 | 85 lm/W以上 |
電球色 |
(備考)
-
- ダウンライトのうち、器具埋込穴寸法が 300mm 以下であって、光源色が昼光色、昼白色及 び白色のものについては、固有エネルギー消費効率の基準を 95lm/W 以上、温白色及び電球 色のものについては、固有エネルギー消費効率の基準を 80lm/W 以上とする。
- 高天井器具のうち、光源色が昼光色、昼白色及び白色のものについては、固有エネルギー 消費効率の基準を 130lm/W 以上とする。
Lumiqs補助対象器具
高天井用LEDセンサーライト「Lumiqs」の対象器具は以下のとおりです。
機種名 | 照明種類 | 固有エネルギー消費効率 |
MB-401-E39 | 人感センサー付き 高天井LED 水銀灯置き換えタイプ | 132 lm/W |
HB-400 | 人感センサー付き 高天井LED 水銀灯置き換えタイプ | 131 lm/W |
HB-700 | 人感センサー付き 高天井LED 水銀灯置き換えタイプ | 145 lm/W |
BL-641 | 人感センサー付き 高天井LED 蛍光灯置き換えタイプ | 164 lm/W |
BL-642 | 人感センサー付き 高天井LED 蛍光灯置き換えタイプ | 164 lm/W |
BL-641-MN4 | 人感センサー付き 高天井LED 無線式 蛍光灯置き換えタイプ | 164 lm/W |
BL-642-MN | 人感センサー付き 高天井LED 無線式 蛍光灯置き換えタイプ | 164 lm/W |
応募方法
「先着順」が特徴です。
現在募集中のSII「令和4年度補正予算 省エネルギー投資促進支援事業」と比較して、かなり補助率が高いのも魅力。
- SIIの器具代1/3に対し、本補助金は、器具台だけでなく、補助事業の実施に不可欠な設計、工事、既存の照明設備の撤去・処分に要する費用も含んで「補助対象経費の2分の1に相当する額以内」です。
- 以下をご参照下さい。
本補助金の案内チラシ
応募書式
応募書式は以下よりダウンロード下さい。
SIIの「令和4年度補正予算 省エネルギー投資促進支援事業」と比較すると簡易な印象です。
募集ページ5の(3)をご覧ください
(追記)具体的なメリット額の試算 →蛍光灯・水銀灯ともメリットあり!
別のコラム「LED補助金のメリット・デメリットを解説!」で、本補助金の比較対象としたSII「令和4年度補正予算 省エネルギー投資促進支援事業」について、以下の結論を述べさせて頂きました。
そこでは、水銀灯はメリットなし、蛍光灯もメリットわずか・・・という結論となりました。
しかし、本補助金は、補助額がかなり高いです。
上記コラムと同条件で試算をしてみます。
以下に、補助金申請から工事完了までの期間を明らかにし(A)、すぐにLED化することでこの期間に削減できる電気代(B)と、補助額を比較します(C)。
A) 補助金申請~工事完了:一般的に6ヶ月程度
■スケジュール例(SIIの場合)
3月下旬公募開始~4月下旬までに申請、6月採択後、発注。8月着工、9月工事完了
■本補助金の場合・・・採択日が明記されていないため、SIIに倣って、申請後2ヶ月で採択と仮定
4月中旬公募開始~8月末まで申請。先着順に6月中旬採択、発注。8中旬月着工、9月中旬工事完了
B) すぐにLED化した場合、(A)の期間に削減できる電気代(1台あたり)
◇LED化による削減額 × 6ヶ月
蛍光灯 | 水銀灯 | |
工事前 電力料金(月間) | ¥448 | ¥2,800 |
工事後 電力料金(月間) | ¥106 | ¥262 |
削減額(月間) | ¥342 | ¥2,538 |
削減額×6ヶ月 | ¥2,053 | ¥15,228 |
計算前提
定格消費電力 64W
センサー付きLED消費電力 42W
点灯率 20%
稼働時間/1日 10h
稼働日数/年 300日
電力料金単価 28円
定格消費電力 64W
センサー付きLED消費電力 42W
点灯率 20%
稼働時間、稼働日数、電力料金単価は蛍光灯の場合と同じ
C) 上記(B)と補助額の比較(1台あたり)
◇LED化による削減額/補助額の比較
削減額×6ヶ月 | LED価格例 ① | LED工事価格例 ② | 補助額 ①+②/2 |
削減額との差 | |
蛍光灯 | ¥2,053 | ¥15,000 | ¥15,000 | ¥15,000 | ¥ 12,947 |
水銀灯 | ¥15,228 | ¥45,000 | ¥15,000 | ¥30,000 | ¥ 14,772 |
(C)より、蛍光灯も水銀灯も1台あたり1万円以上のメリットありと分かりました。
交換台数を乗じた金額が、総メリット額になります。
事務工数と比較して、補助金を受けるか決めたら良いと思います。
先着順なのでお早めに!