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省エネコラム

Economical use of energy

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省エネ補助金を使わないほうが良い場合もある

私たちは、補助金についてはとても悔しい思いをしています。
LEDの補助金というと、経産省のSIIという仕組みが一般的ですね。
実はセンサー付き照明の省エネ性を、申請する書類の数値に盛り込めないのです。
残念ながらそういう仕組みなのです。
補助金の出どころである経産省と資源エネルギー庁では、照明の省エネにはセンサーを使うとよろしいと指南しているにも関わらず、です。

現状は、より少ない投資で、より多くの省エネが見込める申請が採択されています。だから申請しても、ほかの申請者と比べて数値がよくなければ、採択されない可能性もあるのです。
センサー付き照明は、センサーがついている分、もともと製品代金が高くなります。施工費は普通のものと同じですから、初めから不利なのです。
そして、センサー付きLEDの魅力「点灯率」、1日のうちにどれくらい実際に点灯してエネルギー消費するのかという割合ですね、これを省エネ数値に盛り込めないのです。
非常に悔しいです。
これまで毎年、補助金に関してはこういうもやもや感を感じていたのです。

先日、12月5日に、大阪商工会議所で開催された、中小事業者のための「省エネ・省Co2セミナー」で講演をさせて頂きました。
>セミナーの詳細はこちら
セミナー自体は、来年度の省エネ補助金の説明が大半です。
私は、毎年感じている補助金へのもやもや感を、セミナー講演を打診してくださった、おおさかスマートエネルギーセンター様にお話しさせてもらいました。
もしかしたら、セミナーご参加者様のニーズや関心ごとに、私たちのセンサー付き照明がお答えできないかもしれない。期待外れに終わるかもしれない。そんなミスマッチを恐れたからです。

そしたらこんなアドバイスを頂けました。
補助金にもいくつか種類がある。LEDで一般的な経産省のSIIだけでなく、環境省のポテンシャル診断というものがある。
これは、診断とセットなので「点灯率」を加味できる可能性が高い。
採択率も高い。
それを聞いて希望が持てました。
セミナーでセンサー付きLED照明の話しても、ご参加者の期待を裏切らずに済むかもしれないと思いました。
ポテンシャル診断なら、センサー付き照明の省エネ性を証明して、堂々と補助金を受け取れる可能性が高いと感じました。

実際の補助金の内容については、SII(えすあいあい)やポテンシャル診断のLSEP(えるせっぷ)のホームページをチェックいただければと思います。
ただ、私たちとしては、ある条件によっては、補助金を使わないほうがいい場合もあるのではないかと考えています。
それは、申請して採択されて実際に工事が始まるまでの間に、例えば水銀灯だったら、相当電力を消費するのではないかと。
それで計算したのがこのグラフです。

①そのまま水銀灯を使い続ける場合
②補助金を使って、普通のLEDを導入する場合
③ポテンシャル診断を使って、センサー付きを導入する場合
④補助金を使わずに、普通のLEDを導入する場合
⑤補助金を使わずに、センサー付きを導入する場合

例えば4月に補助金申請の準備を始めてから、5月に申請、9月の採択を待つ間、水銀灯400Wの場合、1台あたり15000円近くの電気代を払うことになります。
補助金の補助率は、製品の3分の1です。
例えば、LED照明が1台3万円で手に入るなら、1万円の補助となります。

あら……
それまでに支払った電気代のほうが高くなってしまいました。
すぐにセンサー付きLED照明の⑤か、ポテンシャル診断を使った②が、結果的に安いですね。

だんだん、LED照明の価格が下がっていることで、3分の1の補助金額の魅力が失われつつあると思います。
LED照明の製品代をわざと高く設定して申請する、というやり方もあるかもしれませんが、補助金額は高くなる反面、投資金額に対する省エネ率が採択の基準なので、他の申請者と見比べると見劣りしてしまう、落ちてしまう、という恐れが発生します。

このグラフは、年間稼働3000時間、電力料金単価22円、点灯率20%という条件で計算しました。
お客様の現場条件に合わせてご検討いただくと、あるいは別の答えが出るかもしれません。
ただ、場合によっては補助金不要、という可能性があることをお気に留めて頂ければと思います。

補助金を使ってイニシャルコストを抑えたいのか。
それともすぐにセンサー付きにしてランニングコストを落とすのか。
あるいは両方をねらってポテンシャル診断を受けられるのか。
お客様がどこに重きを置かれるかだと思います。

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