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人感センサー

センサーの検知範囲を自由に設定することはできますか?

センサーライトの検知範囲について、自動ドアの様に「ここを通ったら必ず検知させたい」というご要望を頂くことがあります。
一般的な照明についている人感センサーは「パッシブ」、自動ドアのセンサーは「アクティブ」です。
自動ドアのセンサー部分から赤い光が出ているのを見たことはありませんか?
自動ドアは、赤外線を常に発していて(アクティブ)、それが人によって遮られることを「検知」としています。
そのため、どこが遮れたら検知するかを、予め定めることができます。
それに対して、照明についている人感センサーは、人が発する熱を光としてレンズが捕えています(パッシブ)。
検知範囲は、センサーを中心に地面に向かって円錐状に作られますが、範囲をきっちりと既定することができません。
パッシブセンサーは、人が発する熱と周囲の温度差、そして動きを捕捉しますが、その時々よって検知範囲に変化が生じます。
たとえば、夏と冬では、人と周囲温度の温度差は異なりますよね。
そのため、パッシブセンサーでは検知範囲をきっちり規定できないのです。
ただし、アクティブと異なって、待機時に電力をほとんど使わないこと、センサー自体が安価であることが、パッシブのメリットです。
用途によって、アクティブとパッシブは使いわけられているのです。

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